ファルコンステークス2020の優勝は9番人気以内!など、過去データを統計分析して、馬券に絡む確率の高い馬を競馬歴30年の東工大出身者が予想します。
大手でも、不要な条件をゴチャ混ぜにしてレースの傾向分析していますが、当サイトでは統計解析結果から予想に必要な条件を抽出して、精度の高い予想をします。計算結果は、偏差値を尺度にして表に記載しているので、どのような馬が統計的に好走するのか、分かりやすく表に示しています。
1.人気について統計解析した結果
まずは、馬券に絡む確率の高い「人気の範囲」についてのまとめです。下表のとおり、ファルコンステークスにおける過去10年間の解析結果から、優勝馬は平均5番人気で、統計的には1~9番人気の馬が優勝する確率が高いです。
人気の平均 | 可能性の高い範囲 | 信頼度 | |
---|---|---|---|
優勝馬 | 5番人気 | 1~9番人気 | B |
1~3着馬 |
5番人気
|
2~9番人気 | B |
全馬平均 | 9番人気 | 4~14番人気 |
注)「可能性の高い範囲」は、68%確率で好走馬がくる範囲とした。
注)赤の太字は、予想の信頼性をランク分けしたものです。優勝馬など好走馬の偏差値をS,A,B,C,D,E,Fにランクを分けており、「C以上では、人気で好走馬を予想可能、Dは参考データとして予想可能」と考えています。具体的なランク分け基準は、下段にまとめています。
なお、人気を成績と考えると、優勝馬は偏差値59で、1~3着馬でも58と、優勝馬も1~3着馬とも人気は優秀です。
以上より、人気から好走馬を予想することは可能だという解析結果になりました。
偏差値(人気) | |
---|---|
優勝馬 | 59 |
1~3着馬 | 58 |
全馬平均 | 50 |
2.馬番について統計解析した結果
次に、馬番とファルコンステークスでの好走との相関性についてのまとめです。前記の人気と同じく偏差値を尺度にして分析した結果、
- 優勝馬と馬番 :相関性はほとんどないと予想されます。
- 1~3着馬と馬番:相関性はないと予想されます。
馬番の平均 | 可能性の高い範囲 | 信頼度 | |
---|---|---|---|
優勝馬 |
10番 |
4~16番 | E |
1~3着馬 |
9番
|
4~13番 | F |
全馬平均 | 9番 | 4~14番 |
注)「可能性の高い範囲」は、68%確率で好走馬がくる範囲とした。
注)赤の太字は、予想の信頼性をS,A,B,C,D,E,Fにランク分けしたもの。
3.第4コーナーでの位置について統計解析した結果
3.第4コーナーでの位置について統計解析した結果
次に、第4コーナーでの位置取りとファルコンステークスでの好走との相関性についてのまとめです。前記と同じく偏差値を尺度にして分析した結果、
- 優勝馬と位置取り :後の位置取りがやや優位と予想されます。
- 1~3着馬と位置取り:相関性はないと予想されます。
番手の平均 | 可能性の高い範囲 | 信頼度 | |
---|---|---|---|
優勝馬 | 10番手 | 6~14番手 | D |
1~3着馬 |
8番手
|
3~13番手 | F |
全馬平均 |
8番手 |
3~14番手 |
下記に投票いただくとありがたいです。

にほんブログ村
4.馬体重について統計解析した結果
4.馬体重について統計解析した結果
次に、馬体重とファルコンステークスでの好走との相関性についてのまとめです。前記と同じく偏差値を尺度にして分析した結果、
- 優勝馬と馬体重 :重い方がやや優位と予想されます。
- 1~3着馬と馬体重:相関性がほとんどないと予想されます。
体重の平均 | 可能性の高い範囲 | 信頼度 | |
---|---|---|---|
優勝馬 |
477kg
|
454~499kg | D |
1~3着馬 |
473kg
|
455~490kg | E |
全馬平均 | 467kg | 443~490kg |
注)「可能性の高い範囲」は、68%確率で好走馬がくる範囲とした。
注)赤の太字は、予想の信頼性をS,A,B,C,D,E,Fにランク分けしたもの。
5.斤量について統計解析した結果
5.斤量について統計解析した結果
ファルコンステークス2020は別定戦ですが、斤量についてはどうでしょうか。前記と同じく偏差値を尺度にして分析した結果、
- 優勝馬と斤量 :斤量が重い方がやや優位と予想されます。
- 1~3着馬と斤量:斤量が重い方がやや優位と予想されます。
斤量の平均 | 可能性の高い範囲 | 信頼度 | |
---|---|---|---|
優勝馬 | 56.1kg | 55.8~56.4kg | D |
1~3着馬 |
56.0kg
|
55.4~56.7kg | D |
全馬平均 | 55.7kg | 54.9~56.6kg |
下記に投票いただくとありがたいです。

競馬・データ理論ランキング
下記に投票いただくとありがたいです。

最強競馬ブログランキングへ
6.牝馬について統計解析した結果
6.牝馬について統計解析した結果
牝馬とファルコンステークスでの好走についての相関性についてです。過去の牝馬の成績は、牡馬とほぼ同等の成績を残しています。
平均着順 | 可能性の高い範囲 | 信頼度 | |
---|---|---|---|
牝馬 | 10着 | 6~15着 | E |
全馬平均 | 9着 | 4~14着 |
注)「可能性の高い範囲」は、68%確率で好走馬がくる範囲とした。
注)赤の太字は、予想の信頼性をS,A,B,C,D,E,Fにランク分けしたもの。
なお、牝馬の成績を偏差値にすると、47で牡馬とほとんど同じ成績となっています。
優勝馬予想は、馬番など情報が入り次第更新します。
優勝馬予想は、馬番など情報が入り次第更新します。
偏差値 | |
---|---|
牝馬 | 47 |
全馬平均 | 50 |
7.その他
7.その他
●ファルコンステークスにおける単勝のオッズを統計解析すると、
- 優勝馬のオッズ :平均で16倍(可能性の高い範囲は39倍以下)
- 1~3着馬のオッズ:平均で15倍(可能性の高い範囲は32倍以下)
8.まとめ
8.まとめ
(1)優勝馬の統計的な傾向
以上の分析結果から、ファルコンステークス2020の優勝馬を予想するには、下表の項目で予想した方が良いです。
単勝・馬単・3連単などの予想に使ってください。
単勝・馬単・3連単などの予想に使ってください。
予想可能項目 | 予想信頼度 | 可能性の高い範囲 |
---|---|---|
人気 | B | 1~9番人気 |
注)「可能性の高い範囲」は、68%確率で好走馬がくる範囲とした。
注)赤の太字は、予想の信頼性をS,A,B,C,D,E,Fにランク分けしたもの。
また、更に絞るには、第4コーナーでの位置が6~14番手、馬体重が454~499kg、斤量が55.8~56.4kgであること(以上、予想信頼度D)や、単勝オッズが39倍以下を参考にして予想した方が良さそうです。
統計的な予想としては、以下の馬が優勝候補に想定されます。(3/11更新)
優勝候補 | 評点 | 結果 |
---|---|---|
トリプルエース | ◎100 | - |
アブソルティスモ | ○99 | - |
ラウダシオン | ▲77 | - |
シャインガーネット | △76 | - |
ビアンフェ | △75 | - |
ウイングレイテスト | △57 | - |
ペコリーノロマーノ | 55 | - |
ゼンノジャスタ | 35 | - |
ヴェスターヴァルト | 14 | - |
注)人気はnetkeiba.comさんを参考。馬体重は前走の馬体重を適用、第4コーナーでの位置は実績平均を適用。
注)「評点」は理想に近い馬を高得点になるように私独自の計算式で算出した点数で、最有力候補を100点としています。
優勝馬予想は、馬番など情報が入り次第更新します。
(2)1~3着馬の統計的な傾向
(2)1~3着馬の統計的な傾向
上記の分析結果から、ファルコンステークス2020での3着までの馬を予想するには、下表の項目で予想した方が良いようです。
複勝・馬連・3連複などの予想に使ってください。
複勝・馬連・3連複などの予想に使ってください。
予想可能項目 | 予想信頼度 | 可能性の高い範囲 |
---|---|---|
人気 | B | 2~9番人気 |
注)「可能性の高い範囲」は、68%確率で好走馬がくる範囲とした。
注)赤の太字は、予想の信頼性をS,A,B,C,D,E,Fにランク分けしたもの。
また、さらに絞るには、斤量55.4~56.7kgであること(以上、予想信頼度D)や、単勝オッズが32倍以内を参考にして予想した方が良さそうです。
統計的な予想としては、以下の馬が1~3着候補に想定されます。(3/14更新)
1~3着候補 | 評点 | 結果 |
---|---|---|
アブソルティスモ | ◎100 | - |
トリプルエース | ○99 | - |
ビアンフェ | ▲86 | - |
ウイングレイテスト | △86 | - |
シャインガーネット | △86 | - |
ゼンノジャスタ | △61 | - |
ヴェスターヴァルト | 34 | - |
エグレムニ | 10 | - |
注)人気はnetkeiba.comさんを参考。馬体重は前走の馬体重を適用、第4コーナーでの位置は実績平均を適用。
注)「評点」は理想に近い馬を高得点になるように私独自の計算式で算出した点数で、最有力候補を100点としています。
優勝馬予想は、馬番など情報が入り次第更新します。
(振返り)
前週は、弥生賞・チューリップ賞で三連複のチョイ当たり。オーシャンステークスは、試運転の15年データの予想では三連単が当たったものの、外れ。15年データは弥生賞が全当たりだったので、今後も一応参考にして頂ければ、と思います(特に三連単!)。(1)弥生賞
優勝候補 | 評点 | 結果 |
---|---|---|
ワーケア | ◎100 | 2着 |
サトノフラッグ | ○99 | 1着 |
オーソリティ | ▲99 | 3着 |
ブラックホール | △80 | - |
パンサラッサ | △46 | - |
ウインカーネリアン | △13 | - |
1~3着候補 | 評点 | 結果 |
---|---|---|
ワーケア | ◎100 | 2着 |
サトノフラッグ | ○99 | 1着 |
オーソリティ | ▲99 | 3着 |
ブラックホール | △99 | - |
パンサラッサ | △77 | - |
ウインカーネリアン | △40 | - |
オーロアドーネ | 10 | - |
(2)チューリップ賞
優勝候補 | 評点 | 結果 |
---|---|---|
クラヴァシュドール | ◎100 | 2着 |
ウーマンズハート | ○99 | - |
レシステンシア | ▲99 | 3着 |
スマイルカナ | △59 | - |
マルターズディオサ | △17 | 1着 |
1~3着候補 | 評点 | 結果 |
---|---|---|
レシステンシア | ◎100 | 3着 |
クラヴァシュドール | ○99 | 2着 |
ウーマンズハート | ▲99 | - |
スマイルカナ | △99 | - |
マルターズディオサ | △62 | 1着 |
チェーンオブラブ | △23 | - |
シャンドフルール | 10 | - |
(3)オーシャンステークス
優勝候補 | 評点 | 結果 |
---|---|---|
タワーオブロンドン | ◎100 | 3着 |
ダノンスマッシュ | ○99 | 1着 |
ハウメア | ▲59 | - |
カッパツハッチ | △22 | - |
1~3着候補 | 評点 | 結果 |
---|---|---|
ダイメイプリンセス | ◎100 | - |
タワーオブロンドン | ○99 | 3着 |
レジーナフォルテ | ▲83 | - |
ハウメア | △69 | - |
キングハート | △43 | - |
(参考1)当サイトの使い方
当サイトでは、人気・馬番・番手・馬体重・斤量・馬齢・性別ごとに統計分析して、整理表を作ってまとめています。
整理表を見て、
①整理表の「可能性が高い範囲」の列に示している範囲(2~6番枠、1~7番手、・・など)で、優勝馬などの好走条件を確認
②整理表の「信頼度」の列で、上記好走条件の信頼度が高い項目を探す(ランクS~Cが信頼度が高い)
③ ①②を満たす条件が、好走条件となる確率が高いので、この条件を中心に予想する。
④予想が絞り切れなければ、②のランクDやオッズ情報、その他の情報(調教・パドック・細江純子さん情報など)を加味して予想して下さい。
※上記の予想手順は私の予想の仕方なので、整理表の使い方はお任せです。
整理表を見て、
①整理表の「可能性が高い範囲」の列に示している範囲(2~6番枠、1~7番手、・・など)で、優勝馬などの好走条件を確認
②整理表の「信頼度」の列で、上記好走条件の信頼度が高い項目を探す(ランクS~Cが信頼度が高い)
③ ①②を満たす条件が、好走条件となる確率が高いので、この条件を中心に予想する。
④予想が絞り切れなければ、②のランクDやオッズ情報、その他の情報(調教・パドック・細江純子さん情報など)を加味して予想して下さい。
※上記の予想手順は私の予想の仕方なので、整理表の使い方はお任せです。
(参考2)当サイトの特長
当サイトの特長は、各条件(人気・馬番など)ごとの整理表にあります。
①整理表の「可能性の高い範囲」で、好走馬がどの範囲に入る確率が高いか、統計分析してまとめています。
②整理表の「信頼度」で、好走馬と平均的な馬との違いがどれだけあるか(①の予想がどれだけ信頼出来るか)、偏差値を尺度にしてまとめています。
①について具体例を挙げると、優勝馬の馬体重の「可能性が高い範囲」が480~500kgだとすると、優勝馬は68%の確率でこの範囲に入っていたことが分かるのです。
ただ②について、例を挙げると、優勝馬の馬体重の「可能性が高い範囲」が480~500kgで、全馬平均も480~500kgだとしたら予想に使えません。(他の予想サイトでこのような落し穴にハマってしまっていることもあるので、気を付けましょう。)
これに対して、例えば、優勝馬が480~500kgで、全馬平均が420~440kgだとしたら、優勝馬は平均に対してかなり違いがあるので、予想に使えます。この「違い」を測る指標が「偏差値」なのですが、②では偏差値(平均との違い)が大きい場合、高いランク(S~Cランク)で示して、「予想に使えるよ」と伝えています。
①整理表の「可能性の高い範囲」で、好走馬がどの範囲に入る確率が高いか、統計分析してまとめています。
②整理表の「信頼度」で、好走馬と平均的な馬との違いがどれだけあるか(①の予想がどれだけ信頼出来るか)、偏差値を尺度にしてまとめています。
①について具体例を挙げると、優勝馬の馬体重の「可能性が高い範囲」が480~500kgだとすると、優勝馬は68%の確率でこの範囲に入っていたことが分かるのです。
ただ②について、例を挙げると、優勝馬の馬体重の「可能性が高い範囲」が480~500kgで、全馬平均も480~500kgだとしたら予想に使えません。(他の予想サイトでこのような落し穴にハマってしまっていることもあるので、気を付けましょう。)
これに対して、例えば、優勝馬が480~500kgで、全馬平均が420~440kgだとしたら、優勝馬は平均に対してかなり違いがあるので、予想に使えます。この「違い」を測る指標が「偏差値」なのですが、②では偏差値(平均との違い)が大きい場合、高いランク(S~Cランク)で示して、「予想に使えるよ」と伝えています。
※予想の信頼度の定義
※予想の信頼度の定義
過去10年間の結果から算出された予想の信頼度S~Fは、偏差値61以上でS、59以上でA、57以上でB、55以上でC、53以上でD、51以上でE、51未満でFとなるように設定しました。なお、Fとなると、平均的な出走馬レベルになってしまいます。この記事では、C以上で予想可能と判断しており、Dは参考値と設定しています。なお、四捨五入の関係で微妙な差があることもあります。
また、偏差値算出などの統計処理は、過去10年間の結果を用いています。