京成杯の優勝は5番人気以内!など、偏差値や平均値を使った簡単な高確率予想表を競馬歴30年の東工大出身者が公開します。
大手予想でも目分量で好走条件を決めているところを、当サイトでは客観的に好走条件を算出しています。
重賞の予想をするときは、まず当サイトでレース傾向を掴んでから、意中の馬を探していただければ良いかと思います。
1.人気と好走の関係性
まずは、好走する確率の高い人気の範囲についてです。下表のとおり、過去10年間の優勝馬は平均3番人気で、5番人気以内の馬が優勝する確率が高いです。
ちなみに、過去10年間の優勝馬は、1番人気が10頭中3頭います。また、5番人気までに10頭中9頭入っています。優勝するには、それなりの人気が必要なようです。
人気の平均値 | 可能性の高い範囲 | |
---|---|---|
優勝馬 | 3番人気 | 1~5番人気 |
1~3着馬 |
4番人気
|
1~6番人気 |
全馬平均 | 8番人気 | 4~12番人気 |
※「可能性の高い範囲」は、68%確率の範囲とした。
また、人気を成績と考えると、優勝馬は人気の偏差値61で、1~3着馬でも59と、優勝馬も1~3着馬も人気は優秀です。
偏差値(人気) | |
---|---|
優勝馬 | 61 |
1~3着馬 | 59 |
全馬平均 | 50 |
人気から優勝馬を予想するときの信頼度はS、1~3着馬を予想するときの信頼度はAとなります。人気から好走馬を予想することは十分可能だと考えられます。
※赤の太字は、優勝馬など好走馬の偏差値をS,A,B,C,D,E,Fにランクを分けしたものです。C以上では人気で好走馬を予想可能、Dは参考データとして予想可能と考えています。具体的なランク分け基準は、下段に記載しています。
2.馬番と好走の関係性
次に、馬番です。優勝するには、馬番は相関性がほとんど無いようです。また、1~3着馬となるにも、馬番はほとんど相関性がないようです。
また、馬番から優勝馬を予想するときの信頼度はE、1~3着馬を予想するときの信頼度はEとなります。
※赤の太字は、優勝馬など好走馬の偏差値をS,A,B,C,D,E,Fにランクを分けしたものです。C以上では好走馬は他より優れていると判断して、好走馬を予想可能、Dは参考データとして予想可能と考えています。
馬番の平均値 | 可能性の高い範囲 | |
---|---|---|
優勝馬 | 9番 | 4~14番 |
1~3着馬 | 7番 | 3~12番 |
全馬平均 | 8番 | 4~12番 |
3.第4コーナーでの位置と好走の関係性
3.第4コーナーでの位置と好走の関係性
第4コーナーでの位置は、優勝するには前の位置取りが優位なようです。また、1~3着馬となるには、位置取りはほとんど相関性がないようです。
また、第4コーナー位置から優勝馬を予想するときの信頼度はC、1~3着馬を予想するときの信頼度はEとなります。 第4コーナーの位置から優勝馬を予想することは可能と考えられます。
※赤の太字は、優勝馬など好走馬の偏差値をS,A,B,C,D,E,Fにランクを分けしたものです。C以上では好走馬は他より優れていると判断して、好走馬を予想可能、Dは参考データとして予想可能と考えています。
番手の平均値 | 可能性の高い範囲 | |
---|---|---|
優勝馬 | 5番手 | 2~8番手 |
1~3着馬 | 7番手 | 2~11番手 |
全馬平均 | 7番手 | 3~12番手 |
4.馬体重と好走の関係性
4.馬体重と好走の関係性
馬体重については、優勝するには馬体重はほとんど相関性がないようです。また、1~3着馬となるにも、馬体重はほとんど相関性はないようです。
また、馬体重から優勝馬を予想するときの信頼度はE、1~3着馬を予想するときの信頼度はEとなります。
※赤の太字は、優勝馬など好走馬の偏差値をS,A,B,C,D,E,Fにランクを分けしたものです。C以上では好走馬は他より優れていると判断して、好走馬を予想可能、Dは参考データとして予想可能と考えています。
体重の平均値 | 可能性の高い範囲 | |
---|---|---|
優勝馬 | 472kg | 453~492kg |
1~3着馬 | 482kg | 455~508kg |
全馬平均 | 478kg | 453~503kg |
5.牝馬と好走の関係性
5.牝馬と好走の関係性
牝馬の成績は、牡馬よりやや悪い成績を残しています。
平均着順 | 可能性の高い範囲 | |
牝馬 | 10着 | 7~13着 |
全馬平均 | 8着 | 4~12着 |
牝馬の成績を偏差値にすると、46で牡馬よりやや悪い成績を残しています。
なお、性別から好走馬を予想するときの信頼度はDとなります。
※赤の太字は、優勝馬など好走馬の偏差値をS,A,B,C,D,E,Fにランクを分けしたものです。C以上では好走馬は他より優れていると判断して、好走馬を予想可能、Dは参考データとして予想可能と考えています
偏差値 | |
---|---|
牝馬 | 46 |
全馬平均 | 50 |
6.その他
6.その他
※単勝の倍率は、優勝馬は平均で6倍(可能性の高い範囲は9倍以下)、1~3着馬は9倍になる(可能性の高い範囲は17倍以下)
※過去10年間の京成杯で優勝した10頭のうち8頭は、1800mに出走実績がある。(80%の確率)。
※過去10年間の京成杯で優勝した10頭のうち8頭は、東京コース出走実績がある。(80%の確率)。
※過去10年間の京成杯で優勝した10頭のうち8頭は、出走数3回以内である。(80%の確率)。
「出走馬のデータ分析」は、下記のほかの予想記事を参考にして下さい。

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7.まとめ
7.まとめ
(1)優勝馬の傾向
京成杯の優勝馬を予想するには、下表の項目順で予想した方が良いです。
予想可能項目 | 予想信頼度 | 可能性の高い範囲 |
---|---|---|
人気 | S | 1~5番人気 |
4コーナー位置 | C | 2~8番手 |
更に絞るには、牡馬であること(以上、予想信頼度D)や、1800m出走実績、東京コース出走実績、3回以内の出走実績などの実績を参考にした方が良さそうです。
統計的な予想としては、5番人気以内が予想される、ゼノヴァース、ロールオブサンダーが優勝候補に想定されます。
敢えてさらに絞ると、1800m出走経験で選択して、ゼノヴァースに優勝を期待、というところでしょうか。
(2)1~3着馬の傾向
(2)1~3着馬の傾向
3着までの馬の予想は、下表の項目で予想した方が良いようです。
予想可能項目 | 予想信頼度 | 可能性の高い範囲 |
---|---|---|
人気 | A | 1~6番人気 |
また、さらに絞るには、1800m出走実績、東京コース出走実績、3回以内の出走実績などの実績を参考にした方が良さそうです。
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※予想の信頼度の定義
※予想の信頼度の定義
予想の信頼度S~Fは、偏差値61以上でS、59以上でA、57以上でB、55以上でC、53以上でD、51以上でE、51未満でFとなるように設定しました。なお、Fとなると、平均的な出走馬レベルになってしまいます。この記事では、C以上で予想可能と判断しており、Dは参考値と設定しています。なお、四捨五入の関係で微妙な差があることもあります。
また、偏差値算出などの統計処理は、過去10年間のデータを用いています。
※前々週の京都金杯の優勝馬予想は、人気・馬番・4コーナー位置ともに的中で、優勝予想した2頭は1,2着!また中山金杯は、人気・馬番・斤量は的中なものの、4コーナーの位置はハズレ!
(参考)偏差値とは?
(参考)偏差値とは?
平均点が偏差値50となるように、成績を指標化したものです。理想的な成績分布をしている場合は、偏差値80では上位0.1%になり、偏差値70では上位2%、偏差値60で上位16%になります。そして偏差値50(平均点)では、上位50%になるのですが、成績分布が偏っていると、平均点=上位50%ではないことがあります。